〜災害時、緊急時の屋外利用や観光地での需要を見込む〜
モバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT®(チャージスポット)」を運営する株式会社INFORICH(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:秋山 広宣、以下INFORICH)は、宮下公園パートナーズ(※)(所在地:東京都渋谷区)が管理する渋谷区立宮下公園内に、国内初となる「ChargeSPOT」の屋外型バッテリースタンドを8月9日(金)から常設設置いたします。
屋外型バッテリースタンドの開発により、今後各地域の非難場所として指定されている公園や屋外での設置が可能となり、災害時や緊急時などの活用が見込まれるとともに、観光地などの屋外スポットでも需要が高まると期待されます。
※三井不動産株式会社・西武造園株式会社による公園指定管理者の共同企業体名称
■ 屋外型バッテリースタンド設置の背景
「ChargeSPOT」のバッテリースタンドは、これまで屋内での設置を前提とした仕様で展開していましたが、今後さらにアクセスの良い様々な場所で借りられるユーザーの利便性を追求するにあたり、屋外型バッテリースタンドの設置が急務と考え開発を進めてまいりました。
また宮下公園は、国内外から多くの人が訪れる渋谷区の代表的なスポットです。ショップ・レストランなどMIYASHITA PARKの商業施設利用も含めて、利用者は一定時間、施設内に滞在することが予測されることから、このたび初の屋外型バッテリースタンドの設置が決定いたしました。屋外型の設置と合わせて、同日8月9日に三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:植田 俊、以下 三井不動産)が展開する MIYASHITA PARKの商業施設内にも、バッテリースタンド(非屋外型)を設置いたします。
■ 今後の展開について
宮下公園は普段から多くの人が訪れるスポットであることから、緊急時、災害時のサポート手段の一つとして、屋外型バッテリースタンドに期待が寄せられます。
また現在、全国で指定緊急避難場所(※1)とされている公園や公園内の施設は約1万5000箇所(※2)。緊急避難時には情報収集や連絡手段の確保が重要となるため、モバイル機器の充電環境が屋外で確保できるようになることは、災害時に有用な対策の一つとなることが予測されます。
今後、緊急避難場所に指定されている公園等での設置のほか、観光地やイベント会場、公共交通機関のハブとなる駅前広場など、これまで設置ができなかった屋外主要スポットでの設置拡大も検討できることで、さらなる利便性の向上と社会インフラとしての貢献度を高めていくことを目指します。
■ 渋谷区との災害協定の概要
INFORICHは、2019年に渋谷区との間で「災害時におけるモバイルバッテリーの貸与及び情報配信に関する協定」を締結しております。渋谷区立の公園である宮下公園での屋外型「ChargeSPOT」の設置により、本協定の取り組みをより一層強化することに繋げていきたいと考えます。
【渋谷区内での災害発生時における協定内容】
・INFORICHが所有する「ChargeSPOT」モバイルバッテリーの貸与
・渋谷区内に設置した「ChargeSPOT」の無料レンタル設定
・「ChargeSPOT」のデジタルサイネージを活用した災害情報の発信
■ 設置の概要
【屋外型バッテリースタンド】
・設置日:2024年8月9日(金)
・設置場所と台数:
渋谷区立宮下公園(パークセンター前)、バッテリースタンド(屋外型40スロットタイプ) 1台
【商業施設内バッテリースタンド】
・設置日:2024年8月9日(金)
・設置場所と台数:
RAYARD MIYASHITA PARK(South1F〜3F)、バッテリースタンド(20スロットタイプ) 4台
■ バッテリースタンド(屋外型40スロットタイプ) 特徴
屋外設置を前提とした、天候の影響を受けにくい設計が特徴となります。
・防水設計:IPX4以上(※)の防水標準を満たし、内部の電子部品エリアに水が入らないように設計。
・排水機構:底部に排水孔が設けており、内部に水が溜まらない仕様。
・防風設計:固定方法や設置プロセスにおいて、強風に耐える精密な設計を採用。
また、昨今の夏場の暑さ対策として、以下のような高温対策を実施しています。
・受動的冷却:スタンド全体が白色に設計されており、太陽光からの熱を低減。
・能動的冷却:内蔵ファンと内蔵エアコンを併用したハイブリッド冷却システム。高温時にはまずファンが動作し、それでも効果が不十分な場合にはエアコンが動作することで、冷却と省エネを両立。
・バッテリー高温対策:電池内部に温度センサーを組み込み、電池が過熱する際に充放電を停止。
※IPXとは:IP(International Protection)規格が定める電子機器の防塵・防水機能を表す国際規格の保護等級です。
■「fragment design」とのコラボレーションについて
今回設置する屋外型バッテリースタンドは、クリエイティブディレクターの藤原ヒロシ氏が率いるデザイン集団fragment designとコラボレーションしたデザインが特徴です。「ChargeSPOT」はこれまでにもfragment designとのコラボレーションを行っており、2023年に展開したコラボモバイルバッテリーのデザインは、全面を黒ベースとし、表面にfragment designの象徴的なボルトマークと「ChargeSPOT」のCマークが白でプリントされたシンプルなデザインとなっています。今回のバッテリースタンドも洗練された渋谷の街とマッチする、シンプルなデザインを採用しており、2023年のコラボモバイルバッテリーを数量限定で再展開いたします。
※1:指定緊急避難場所:災害の危険から身を守るために緊急的に避難する場所。
土砂災害、洪水、地震、津波等の災害種別ごとに指定が行われる。
※2:国土交通省 国土地理院 指定緊急避難所データ https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/hinanbasho.html
※「ChargeSPOT®」は株式会社INFORICHの商標または登録商標です。
■ 宮下公園パートナーズ 所長 辻 正宏様コメント
スマートフォンやモバイルの技術の進化と普及と共に、公園では、仲間とダンスする動画や風になびく草花の風景の動画を熱心に撮影する来園者が多くなり、近年の公園の利用方法に変化を感じます。
今回の宮下公園に設置する屋外型バッテリースタンドは、新しい公園利用をサポートする力強いアイテムとして活躍することを期待しています。
■ fragment design主宰 藤原ヒロシ様コメント
今回MIYASHITA PARKにChargeSPOTのバッテリースタンドを設置するので、一緒にやりませんかと日華くん(INFORICH 秋山)からお声がけいただいて実現しました。僕自身iPhoneの充電が常に満タンじゃないと落ち着かないタイプなので、近くにあると安心。今回MIYASHITA PARKの屋上に設置するということで、たくさんの人の役に立つのではないでしょうか。
■ 株式会社INFORICH 代表取締役社長 秋山 広宣コメント
この度は、日本市場で初となるChargeSPOT屋外機の設置をMIYASHITA PARKから開始できること、誠に嬉しく思います。その初号機を藤原ヒロシさんをお迎えして、御本人がデザインを手掛けるスターバックスの目の前にfragment designとのコラボの設置及びローンチができること、二重の喜びです。誠にありがとうございます。渋谷のトレンドスポットでもあるMIYASHITA PARKでリラックスした時間を長くお過ごしいただけるよう、バッテリーのストレスフリーをChargeSPOTは全力でサポートして参ります。場所と利便性に見合ったChargeSPOTの提供を今後も心がけていきます。乞うご期待ください。
■ 渋谷区立宮下公園概要
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目26番5
営業時間:公園8:00~23:00、スポーツ施設9:00~22:00(受付は21:30まで)
公式サイト: https://www.seibu-la.co.jp/park/miyashita-park/