2024.06.06 Thu | ChargeSPOT - Category

ヨーロッパ最大級のテックイベント「Viva Technology 2024」に出展いたしました

株式会社INFORICH(以下、当社)は2024年5月22日〜25日まで、フランスのパリで開催された「Viva Technology 2024」に出展いたしました。
「Viva Technology」はヨーロッパ最大級のテクノロジーとスタートアップのイベントです。新しい技術とイノベーションの紹介、ネットワーキング機会の提供といった、ビジネスの成長とデジタル変革の促進を目的としています。

「Viva Technology 2024」は、今年もフランスのパリで開催され来場者数約16万5000人と、過去最高を記録しました。スタートアップのピッチ、カンファレンス、ワークショップ、デモンストレーションなど、様々なプログラムが実施され、テクノロジー業界のリーダーや専門家たちが、最新のトレンドや未来の展望について話し合うパネルディスカッションも盛況でした。

今年のオープニングセッションでは、日本の岸田総理からのビデオメッセージが公開され、スタートアップ企業とVIVATECHへの期待をコメントしました。また、リモート登壇をしたイーロン・マスク氏のQ&Aセッションは人気が高く、今後のAIと仕事の関わりなどについて質問が寄せられました。

2024年は日本が “ Country of the Year ” の特別招待国枠に選ばれており、特に注目度の高い年です。ブースやセッションでの日本のスタートアップエコシステムのPRがされたほか、日本大使館において日仏交流イベントも開催されました。日本からは60社が出展するなか、東京都のブースでは日本のスタートアップとそれを支えるエコシステムのPRを実施。現地には東京都の宮坂副知事が参加されており、災害時の「ChargeSPOT」の活用など、社会インフラとしての今後の可能性についてお話する機会を得られました。

今回の当社の出展テーマは「クリーンテック」です。
「ChargeSPOT」を活用した新しい取り組みをご紹介し、多くの方に訪問いただきました。

モバイルバッテリーは製造過程から充電、廃棄に至る全ての過程でCO2の排出に影響を与える様々な要因が存在しますが、当社ではマテリアリティの一つとして、このCO2削減にモバイルバッテリーの普及を通して一貫した取り組みを行っています。

個人がモバイルバッテリーをそれぞれ所有するより、シェアリングサービスを活用することで、CO2の削減に貢献ができます。一人ひとりの効果は少なくても、より多くの人が利用することで貢献も大きくなります。

この社会的な意義の高いモバイルバッテリーシェアリングを、楽しみながら利用してもらいたいと考え、当社の中期経営計画(VISION 2030)でも発表した重点施策の一つである「ゲーミフィケーション」の取り組みを交えて、ブースや日本パビリオン、スイスパビリオンでのプレゼンテーションで紹介をしました。

当社ではこれまでにも「モンスターハンターNow」とコラボレーションしたキャンペーンをシンガポールで実施したり「Pokémon GO」とのコラボレーションで様々な企画を実施してきました。今回ご紹介した取り組みもこの一環で、例えば「ChargeSPOT」のレンタルをすると、花や植物の種がプレゼントされ、ChargeSPOTのバッテリーをARで映すとそこにプレゼントされた花や植物が植えられていくといったコンテンツの提供です。

「ChargeSPOT」をレンタルした場所や、レンタル時間によって貰える種の種類を変えることもできます。利用者がCO2削減に取り組んだ効果が、ARの花や植物によって目に見える形になる仕組みです。

この花の種はあくまでもコンセプトの一つですが、同じような取り組みを海外で人気のある日本のアニメやキャラクターなどのコンテンツを利用して行うことも可能です。今回は1970年代に日本で放送され、フランスで世代を超えて愛されている「UFOロボ グレンダイザー」が、新たに「グレンダイザーU」として放映をされることにちなんで、共に「ChargeSPOT」を介して海外に展開が可能なコンテンツ例としてご紹介しました。

いずれも、VIVATECHに訪れた人たちからは高評価で、特にCO2削減への貢献を、コンテンツとして目に見える形で表現する仕組みは、SDGsに関心の高いヨーロッパ諸国の方々から共感を得ることができ、フランスの産業・エネルギー担当大臣  ロラン・レスキュール氏にもブースに足を運んでいただきました。

今回ご紹介したコンテンツのうち、特に「UFOロボ グレンダイザーU」は海外で非常に人気が高く、フランスのゲーム会社によってゲーム化もされています。こういった海外で人気のあるアニメ、キャラクターとのコラボレーションを実現し、海外での「ChargeSPOT」利用拡大の起爆剤にしていきたいと考えています。

今後も当社では、マテリアリティの解決に取り組むため、充電環境と合わせて楽しさを提供し、モバイルバッテリーシェアリングの普及を続けてまいります。