モバイルバッテリーが不調になると、「もう古いからかな?」「寿命かもしれない?」と不安に思う方は多いのではないでしょうか。
寿命の期限がきてしまったモバイルバッテリーを使用し続けていると、思わぬトラブルが起こる可能性があります。そのため、モバイルバッテリーの買い替えを検討するべきか、またモバイルバッテリーそのものに不具合がないかを確認することが重要です。
本記事ではモバイルバッテリーの寿命について、寿命の分け方や充電できない際の対処法・長持ちのポイントまで詳しく解説します。
充電をする際にストレスを抱えている方は、ぜひ最後までお読みください。
モバイルバッテリーの寿命は1~2年ほどが目安
モバイルバッテリーの寿命は1~2年程度が目安です。現在国内に流通しているモバイルバッテリーには軽量かつ大容量のリチウムイオン電池が使われており、長期間使用できることが特徴といえます。
ただし、これはフル充電を行った場合の期間です。回数にすると300~500回ほどになります。使い方や本体の品質によっては前後する場合がありますが、おおよそ上記の年数で覚えておくと良いでしょう。
モバイルバッテリーの寿命を見分ける4つの方法
それでは、モバイルバッテリーの寿命はどのように見分ければ良いのでしょうか。見分け方は使い始めてからの期間やバッテリー、または端末の状態のなかで4つあります。
- 使い始めてから1年半以上経っている
- 充電時間が長くなった
- バッテリーの減りが早くなった
- 本体が熱くなることが多くなった
以下で詳しく4つの見分け方を紹介します。
使い始めてから1年半以上経っている
使い始めてから1年半以上経ったモバイルバッテリーは、寿命の目安と言って良いでしょう。そもそも購入してから1~2年ほどが買い替えるタイミングということを覚えておくことがおすすめです。
購入した時期がいつであったかを覚えておくことと、また電池容量が本来の80%以下であることがデフォルトになってきたら買い替えを考えましょう。
充電時間が長くなった
充電時間が長くなったら、それも寿命のサインかもしれません。購入したときは良好な状態であっても、充電時間が長くなってしまうということはリチウムイオン電池の劣化を意味します。
リチウムイオン電池は充電・放電を繰り返すことで使い古されていくので、電池容量が低下してしまうのです。
バッテリーの減りが早くなった
バッテリーの減りが早くなることも見分け方の1つとして挙げられます。上記と同じく、リチウムイオン電池が劣化してしまっていることが原因です。劣化をそのまま放置するとリスクを伴うため、早めの対応が必要といえます。
本体が熱くなることが多くなった
モバイルバッテリー本体が熱くなっていないかも確認しましょう。スマホの場合でも、長く使い続けていると起こり得る事象ではありますが、モバイルバッテリーでも端末が熱くなることがあります。これは、リチウムイオン電池が膨張しているためです。
本体が熱くなったらなるべくすぐに使用をやめ、冷やすようにしましょう。
モバイルバッテリーの寿命を延ばす方法6つ
それでは、モバイルバッテリーの寿命をどのように延ばせば良いかを見ていきましょう。主に方法は以下の6つです。
- 満充電をしないようにする
- 就寝中の充電は避ける
- 極端な温度での環境下では使用しない
- 不要なサービスをアンインストールする
- 本体が熱くなったら使用をやめる
- 充電しながらの使用は避ける
どれも基本的なことでありながらも重要なポイントのため、しっかり覚えておくようにしましょう。
満充電をしないようにする
モバイルバッテリーは30~80%に保つことがおすすめです。この範囲内で充電をすることによって、バッテリー本体に負担をかけずに済みます。充電サイクルが終わる前に適度に保つようにしましょう。
就寝中の充電は避ける
就寝中の充電も推奨できません。就寝中に充電をしていると、どうしてもバッテリーがいっぱいになった後でも充電され続けてしまいます。これはリチウムイオン電池の劣化につながり、バッテリーの寿命が減る原因になるのです。
極端な温度での環境下では使用しない
通常の室温程度での保存を心がけましょう。極端に温まっている環境下でモバイルバッテリーを使用すると、バッテリー本体に負担がかかります。この結果寿命が縮まる原因になるため、なるべく高温下での保存を心がけましょう。
不要なサービスをアンインストールする
前章にも通じますが、端末に入っている不要なサービスをアンインストールすると、デバイス本体の劣化を防げます。その結果、モバイルバッテリーを長時間使用せずに済むので、最終的に寿命の長持ちにつながるのです。
使っていないサービスをそのままにしていることによってデバイス本体に負荷がかかるので、まずはデバイスのクリーンアップが必須になります。
本体が熱くなったら使用をやめる
モバイルバッテリー本体が熱くなったら、すぐに使用をやめましょう。リチウムイオン電池が膨張している証拠です。そのまま放置して充電を続けると、最悪の場合は発火につながる恐れがあります。
充電しながらの使用は避ける
充電しながらの使用は避けてください。これは充電と放電を交互にくり返す行為であり、モバイルバッテリーの寿命を縮める原因になってしまいます。
上記を防ぐためには「パススルー機能搭載」と書かれている製品を使うのがおすすめです。パススルー機能とはモバイルバッテリーで充電しながらデバイスに充電の出力をすることで、モバイルバッテリーとデバイス両方の充電が少ない場合に役立ちます。
モバイルバッテリーが充電できなくなった際の対処法4つ
本章ではモバイルバッテリーがもし充電できなくなった際の対処法を紹介します。モバイルバッテリーの寿命が近づいてきたと思った場合に、充電できない事態はよく起こることです。
- ケーブルに問題がないか確認する
- 本体が冷めるのを待ってみる
- 端末をアップデートしてみる
- モバイルバッテリーを買い替える
以下で詳しく対処法を確認しましょう。
ケーブルに問題がないか確認する
まずはモバイルバッテリーのケーブルに問題がないか確認してください。ケーブルにほこりが溜まっていたり破損していたりすると、充電に支障が出てしまうためです。
ケーブルが壊れていたら、ケーブルを替えるか、本体そのものを買い替えるようにすると良いでしょう。
本体が冷めるのを待ってみる
モバイルバッテリー本体が冷めるのを待ってみて、症状が改善されるか試してみることもおすすめです。熱くなっていることはリチウムイオン電池の膨張であるため、冷ますと再び充電ができるようになることもあります。
そもそもスマホに問題がある場合もある
バッテリーが原因ではない場合、スマホ本体、あるいは周辺機器(ケーブルやコネクタなど)などといったものに原因がある場合もあります。使用年数が長いスマホを使っていたり、水没させた覚えがあったりといった際には、スマホに問題がある可能性も高いです。
詳しくは関連記事「スマホが充電できない!原因と対処法は?初心者向けに徹底解説」で解説しているので、合わせてご覧ください。
端末をアップデートしてみる
もしデバイスのバージョンが古くなっている場合は、アップデートしてみましょう。モバイルバッテリーの製品自体に端末が対応していない可能性もあります。もし長らくアップデートをしていない、といった場合にはこの対処法を試してみてください。
モバイルバッテリーを買い替える
最終的な手段は、モバイルバッテリーを買い替えることです。モバイルバッテリーを買い替えれば問題が解決することが多いでしょう。しかし、その際にはモバイルバッテリーの選び方も重要です。
モバイルバッテリーを買い替える際の選び方
それでは、実際にモバイルバッテリーを買い替える際の選び方を見ていきましょう。簡単に紹介します。
- 【持続性重視の場合】容量の大きさで選ぶ
- 【持ち運び重視の場合】軽さや大きさで選ぶ
- 【充電の速さを重視する場合】急速充電を選ぶ
- 【複数端末がある場合】機能性の高さで選ぶ
- 【ラクに充電したい場合】ワイヤレス対応で選ぶ
- 【信頼性で選ぶ場合】メーカーで選ぶ
上記のように、モバイルバッテリーの選び方は自分が重要視するポイントによって異なります。関連記事「モバイルバッテリーの選び方は?容量や価格も比較して解説」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
モバイルバッテリーではなくレンタルサービスの検討も!
モバイルバッテリーを買い替えるのが面倒、あるいはあまり使う頻度が高くないから持っておくのは気が引ける、といった場合には、モバイルバッテリーのレンタルサービス「ChargeSPOT」を利用することがおすすめです。
ChargeSPOTは全国各地のコンビニエンスストアやドラッグストア、またカフェなどさまざまな店舗に点在しており、特に都内であればどのような主要駅でも見つけられます。さらにリーズナブルな価格かつスマホですぐに簡単に借りられます。
ぜひアプリをダウンロードして、充電にお困りの場合は近くの設置店舗を探してみてください。
モバイルバッテリーの寿命に関してよくある質問と回答
最後に、モバイルバッテリーの寿命に関してよくある質問について回答します。
- モバイルバッテリーは何年くらい持ちますか?
- モバイルバッテリーの寿命のサインは?
- モバイルバッテリーは古くなるとどうなりますか?
- モバイルバッテリーは使わないと劣化しますか?
- しばらく使っていないモバイルバッテリーは危険ですか?
モバイルバッテリーは何年くらい持ちますか?
モバイルバッテリーの寿命は1~2年程度です。しかし端末や使い方によって差はあるので、本記事で紹介した寿命の見分け方を参考にしてください。
モバイルバッテリーの寿命のサインは?
モバイルバッテリーの寿命サインは以下の4つです。
- 使い始めてから1年半以上経っている
- 充電時間が長くなった
- バッテリーの減りが早くなった
- 本体が熱くなることが多くなった
上記に当てはまっていないかを確認してください。
モバイルバッテリーは古くなるとどうなりますか?
モバイルバッテリーは使用年数が増えるとリチウムイオン電池が劣化し、バッテリーが減りやすくなり充電の時間が延びることなどが挙げられます。
モバイルバッテリーは使わないと劣化しますか?
モバイルバッテリーを長期間使用していないと、リチウムイオン電池が自己放電することによって少しずつ充電量が減っていきます。例えば充電がゼロの状態で放置し続けてしまうと、過放電の現象が起こり得ます。この結果、モバイルバッテリーが劣化して寿命が縮まります。
しばらく使っていないモバイルバッテリーは危険ですか?
長期間モバイルバッテリーを放置した場合、過放電が起こって劣化する危険性が高まります。最終的には充電が行えなくなる可能性もあります。
まとめ
モバイルバッテリーの寿命は1~2年程度で、見分け方を覚えて対処することが大切です。寿命を迎えたモバイルバッテリーをそのまま使用し続けていると、デバイス本体に支障が出るなどといった思わぬトラブルにつながります。
買い替えのタイミングを見極めておくことが大切です。
もしモバイルバッテリーを購入するのが面倒な方は、レンタルサービス「ChargeSPOT」の利用も検討してみてください。