スマホを充電中、バッテリーがなかなか100%にならないと感じたことがありませんか?
実は、問題の背後にはスマホの「低速充電」の状態に陥っている可能性があります。
今回は、低速充電の原因と解決策について詳しく解説します。
ちょっとした設定の調整で、低速充電の問題を解決できるかもしれません。
「低速充電」とはどんな状態?
低速充電とは具体的にどういった状態でしょうか?
これは、スマホを充電しても、バッテリーがなかなか充電されない現象を指します。
通常、スマホは2~3時間ほどで0%から100%まで充電が完了しますが、低速充電の場合、バッテリーを100%まで充電するのに1日以上かかることもあります。
この状態では、スマホの正常な使用が難しくなります。
スマホが低速充電になる原因
スマホが低速になる原因として、スマホアクセサリ機器や、スマホ本体が挙げられます。
ACアダプター
ACアダプターは、ケーブルと電源を繋ぐ部分のアクセサリ機器で、急速充電に対応しているものが増えています。
しかし、通常のアダプターを気づかずに使用していると、充電時間が長く感じられます。
スマホの機種によりますが、急速充電に非対応のACアダプターでも、通常3時間ほどでフル充電されるはずです。
もし6時間以上充電してもフル充電に至らない場合は、ACアダプターの交換を検討してみましょう。
さらに、車内のシガーライターを電源とするACアダプターも、接続や電源の不安定さより低速充電を招く可能性があります。
充電ケーブル
充電ケーブルも考慮すべき要因です。ケーブルの劣化が低速充電の原因となることがあります。
特にケーブルの先端は抜き差しを繰り返す部分であり、断線しやすい箇所です。
端子部分が断線していると、充電が中断されたり、充電が思うように進行しなかったりすることがあります。
スマホの設定
スマホの設定も確認しましょう。
スマホを充電中、画面に「低速充電」というメッセージが表示されることがあります。
iPhoneとAndroidによって、少し意味合いが異なります。
iPhoneの場合
最新のiPhoneはバッテリー寿命を延ばすために、意図的に充電を低速化させる仕組みが備わっています。
これは過充電を避けるため、充電が完了した後も充電を続けないように制御するシステムです。
フル充電が完了した後に、さらなる充電を行うと、バッテリーが「過充電」の状態に陥ります。
過充電の状態では、リチウムイオン電池が徐々に膨張していく可能性があります。
そして、長期間にわたってこの状態が持続すると、バッテリーの寿命に悪影響を及ぼし結果バッテリーの性能が低下することが考えられます。
そこで、iPhoneのシステムでは充電の速度を管理し、過充電を防ぐ重要な機能を果たしています。
Androidの場合
Android端末の場合、機種によって様々な設定が存在します。
通常、充電器やアダプターの電圧に応じて「低速充電」の表示が現れることが一般的です。
一部の機種では、スマホの異常を検出すると、自動的に低速充電モードに切り替わる機能が備わっています。
そのため、端末ごとに状況に応じた対策が必要となります。
バッテリーの劣化
長い間スマホを使用すると、バッテリーが経年劣化し、充電を行っても低速充電に切り替わります。
経年劣化したバッテリーは、充電時に熱を発生しやすく、スマホのバッテリー寿命が短くなる原因です。
新しいスマホの場合、充電により端末温度が急上昇した際には、さらなる熱蓄積を避けるため、充電の速度を抑制する保護機能が働くことがあります。
スマホの低速充電を解決する方法
スマホが低速充電に陥る原因はいくつかあります。
低速充電に対処するため、以下の対策を検討してみましょう。
アダプターとケーブルの規格を確認
まず、ACアダプターと充電ケーブルの規格を確認しましょう。
古いアダプターや格安のケーブルを使用すると、低速充電の問題が生じる可能性があります。スマホを充電する際には、デバイスに適した規格のアダプターとケーブルを選びましょう。
充電の規格は年々変化していく
スマホの充電規格は年々変化しており、新しい機種が登場するたびに規格も変わります。
例えば、iPhone 15ではLightningケーブルからType-C端子に変更されました。
スマホの充電規格を把握し、適切なアダプターとケーブルを使用することで、低速充電の問題を回避し、スマホの寿命を延ばすことができます。
iPhoneのACアダプターと充電用ケーブルの規格は以下の通りです。
Androidスマホでは、一般的に「Micro USB Type-B(2.0)」または「USB Type-C」の端子が使用されます。
USB Type-Cは急速充電にも対応する充電ケーブルであり、急速充電に対応するケースが増えています。
適切なケーブルを使用することで、充電の効率を向上させ、低速充電の問題を軽減できます。
コンセントから充電する
電力供給が不足したり不安定な場合、スマホの低速充電化が発生することがあります。
例えば、車のシガーソケットやパソコンを介して充電する場合、電圧が低下し、充電時間が長くなる可能性があります。
スマホが低速充電に陥らないよう、充電時にはコンセントにACアダプターを直接接続して使用しましょう。
コンセントにモバイルバッテリーを繋ぎ、充電中のモバイルバッテリーを使って充電をしている人は注意が必要です。
モバイルバッテリーには「パススルー機能」と呼ばれる機能が存在し、電源からモバイルバッテリー、そしてスマホの順番で充電できるタイプのものがあります。
この充電方法が可能なのは、モバイルバッテリーに「パススルー機能」と記載がある場合に限ります。
ただし、パススルー機能を備えたモバイルバッテリーでも注意が必要です。
パススルー方式でスマホの充電を行うと、バッテリーが発熱しやすく、端末温度が上昇しやすい傾向があります。
パススルー方法で充電を行う際には、適切に充電されているか確認しながら利用しましょう。
Wi-Fi・GPSなどの通信を切る
端末やケーブル、ACアダプターに問題がない場合であっても、低速充電の問題が発生することがあります。
スマホ内で動作し続けるアプリが、常にWi-FiやGPSなどの通信機能を稼働させてバッテリーを不必要に消費している可能性が考えられます。
Wi-FiやGPS機能を無効にすることで、低速充電の状態から回復することがあります。
また、バッテリーを節約するために、不必要なアプリではGPS機能をオフにするなどの対策を実施することも、低速充電化を防ぐ手立てになります。
スマホの充電設定を確認する
iPhoneの場合
iOS13以降のiPhoneでは、80%まで充電がされると「バッテリーの最適化」状態になります。
80%~100%までは過充電を防ぐために、自動的に低速充電されます。
バッテリーの最適化を解除する場合、下記の通り設定してみましょう。
- 「設定」
- 「バッテリー」
- 「バッテリーの状態と充電」
- 「バッテリー充電の最適化」
こちらで有効・無効の切り替えが可能です。
Androidの場合
Androidでは、端末の異常を感知すると自動的に「低速充電中」と表示されることがあります。
この状態になった場合、以下の方法を試してみてください。
- バッテリーセーバーを確認し、オン・オフを切り替える
- 使用中のアプリのバックグラウンドを停止する
- スマホを再起動・電源を切る
これらの方法を試して、低速充電の問題を解消できるか確認してみてください。
充電方法をいつもと変えてみると原因が見つかるかも?
それでも低速充電が解除されない場合は、充電の方法を変えてみましょう。
たとえば、充電にたこ足配線などを使用していると、調子が悪く電力が十分に供給されません。
低速充電に陥るのは、コンセントや配線、ACアダプター、充電ケーブル、端末といったさまざまな原因があります。
どの箇所に原因があるのかを突き詰める作業は面倒かもしれませんが、一つひとつ検証することで故障箇所を見つけることが可能です。
新たな充電方法を試して、問題の原因を特定してみましょう。
スマホの低速充電にメリットはある?
新しいスマホには、何か異常を検知した場合や、フル充電に近づくと自動で低速充電化する機能が搭載されています。
では、低速充電には何らかのメリットがあるのでしょうか。
低速充電に期待できる点は、電気が流れる量を抑えることで、バッテリーが急激に充電されるのを防ぐ効果です。
現在でも5WのACアダプターなど、電圧が比較的低い規格のものが依然販売されています。
低電圧のアダプターを使用している場合、スマホ側の機能によって「低速充電」と表示されることがあります。
最近では、充電のスピードを制御することで、過充電を防ぐ機能を持ったスマホが増えています。
したがって、ひと昔前は充電の劣化を早めると言われていた急速充電でも、現在ではシステムによって劣化しにくい充電方法を実現しています。
急速充電と低電圧のACアダプターを分けて使用しなくても、バッテリーに負担をかけずに充電が可能です。
急速充電はバッテリーの劣化が心配
現在、スマホやタブレットなど、さまざまなデバイスを複数所持している人も多いと思います。
そのため、なるべく早くフル充電してしまいたい、という需要が多く、アダプターやケーブルも急速充電用のものが人気です。
しかし、急速充電は本当にスマホバッテリーに悪影響を及ぼすのでしょうか?
結論から言いますと、急速充電自体がバッテリーに悪影響を及ぼすわけではありません。バッテリーの充電可能な容量までなら、急速充電と低速充電はバッテリーへの影響が同じです。
ただし、急速充電を誤った方法で行うと、バッテリーの寿命に悪影響を与えることがあります。
バッテリーを傷めず、長寿命化するためには、正しい充電方法を守ることが重要です。
バッテリーの劣化を防ぐには?
通常、バッテリーは正しい使い方をしていれば2~3年程度は劣化を気にせずに使用できます。
しかし、1年も経たずに充電容量が急速に低下する場合、バッテリーの劣化が進んでいる可能性があります。以下はバッテリーの劣化を防ぐための方法です。
バッテリーを0%にしない
バッテリーが0%になると、バッテリーの劣化が始まります。
長期間スマホを放置して、再び使用しようとした際にはバッテリーが劣化してしまっている可能性があるのです。
使い終わったスマホでも、なるべく充電し続けるか、リサイクルを検討しましょう。
高温・低温にしない
スマホのバッテリーは、約25℃の気温が最適です。
高温多湿な場所や寒冷な環境で使用すると、バッテリーの性能が低下します。
高温環境では、充放電速度が上昇し、バッテリーパックの寿命が短くなります。
対照的に、低温ではバッテリー内の充放電パフォーマンスが低下し、バッテリーの寿命に悪影響を及ぼします。
バッテリーの劣化を防ぐために、適切な温度で使用することが重要です。
充電しながらスマホを使用しない
充電中にスマホを操作しないようにしましょう。
スマホを充電中に操作すると本体温度が上昇し、長時間高温の状態が続くことでスマホの劣化が進みます。
充電中のスマホを操作しないことで、本体温度を安定させ、バッテリーの寿命を延ばすことができます。
ChargeSPOTを使って簡単・便利に充電しよう!
ChargeSPOTは、設置台数40,000ヶ所を誇る日本一のモバイルバッテリーのレンタルサービスです。
低速充電でスマホが適切に充電されない日でも、ChargeSPOTのアプリをダウンロードすれば、すぐに最寄りのモバイルバッテリーを見つけることができます。
さらに、このアプリは無料でダウンロードでき、最寄りのモバイルバッテリーを探すだけでなく、簡単に決済も行える便利なツールです。
アプリのダウンロードは無料で、GoogleアカウントやAppleIDを持っている方なら、すぐに連携して利用することができます。
アプリのDLは無料
ChargeSPOTのモバイルバッテリーを探す場合、アプリのマップを利用すれば簡単に見つけることができます。
各ChargeSPOTをタップすると、その場で貸出可能な数と返却可能な数が一目で分かります。
3タイプのケーブルを内蔵ほぼ全てのスマホ充電に対応
チャージスポットのモバイルバッテリーは「Lightningケーブル」「micro USB」「USB Type-C」の3つの端子を持っています。
iPhoneやAndroidスマホ、その他のタブレットや家電小物の充電にも対応しています。
フル充電1回分の大容量バッテリー
バッテリーは大容量で、フル充電が1回分行える5,000mAhの容量を備えています。
バッテリー残量は表示ランプで確認できるため、どの程度使用したかを簡単に把握することができます。
ChargeSPOTの使い方
チャージスポットの使い方はとても簡単!
ChargeSPOTアプリを用いて、レンタル可能なモバイルバッテリーの設置場所まで向かいます。
そして、ChargeSPOTのスロットに記載されているQRコードを、スマホのカメラまたはChargeSPOTアプリより読み込みます。
QRコードの読み込みが完了したら、次は決済画面に進みます。
ChargeSPOTでは、クレジットカード、キャリア決済、キャッシュレス決済など、さまざまな決済方法から選択できます。
決済方法を選択すると、スロットからChargeSPOTのモバイルバッテリーを取り出し、スマホの充電にご利用いただけます。
使用後は返却したいChargeSPOTのスロットに返却してください。
このように、簡単な手順でChargeSPOTを利用できます。
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ChargeSPOTの料金システムは、レンタルの開始から返却までの利用時間に応じて料金が設定されるというものです。
最低料金はレンタル開始から30分未満の時間帯に適用され、バッテリーが切れそうな場面でも手軽に充電ができ、低価格で利用できます。
しっかりフル充電したい派の方にも、長期間レンタルしてもお得な段階的な料金システムを採用しています。
長期間のレンタルに対してお得な段階的な料金設定があり、旅行中のようなスマホの充電が難しい状況でも、ChargeSPOTを事前に借りておけば安心して利用できます。
ChargeSPOTの料金体系は、短時間でも長時間でもお得です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
低速充電の原因は様々であり、それぞれの原因に対処する必要があることがわかりました。
コンセントや配線、ACアダプター、充電ケーブルの異常、端末内のアプリが電力を消費することが挙げられます。
ただし、最新のスマホには自動的に充電を調節する機能が備わっており、これらの問題を解決するために設定を変更できることも分かりました。
ChargeSPOTを利用すれば、低速充電の問題から解放され、いつでもスマホを充電できます。
全国に40,000ヶ所以上の設置場所があり、モバイルバッテリーを手軽にレンタルできるため、短時間の利用から長時間の利用まで、幅広いニーズに対応できます。
また、利用時間に応じて設定された料金体系がお得です。
スマホは現代の生活に欠かせないデバイスとなっており、バッテリー関連の問題は頻繁に発生します。
ChargeSPOTのアプリをダウンロードしておけば、いつでも快適にスマホを使用できるでしょう。
ぜひこの機会にお試しください。